運動を始めようと思ったきっかけ


先日受けた健康診断でコレステロールの数値が悪く、お医者さんから「生活態度をあらためなさい」と強く言われました。

コレステロール値が高いままだと、動脈が硬化して脳卒中になるリスクがとても高くなるそうです。

規則正しい生活と運動が必要なんだとのことですが、私は規則正しい生活というものがどうも苦手です。

好きなときに起きて仕事をして、気が向いたときに遊びに行って、眠くなったら寝る。

そういう生活がしたくて脱サラしてフリーの仕事を始めたのに、規則正しい生活にしたら会社員をやっているのとたいして変わらないような気がします。

なので、お医者さんには、「運動をしっかりやりますから規則正しい生活だけは勘弁してください・・」と言ってなんとか許してもらいました。

しかし運動をするといっても気が乗らないものです。

私はやらなきゃなあと思いながらもしばらくは何もせずに過ごしていました。

そんな折に、たまたま付けていたテレビのドキュメンタリーで、くも膜下出血をした人がその治療のつらさや、あと一歩発見が遅れたら助からなかっただろうというようなことを話しているのを見ました。

夜中に突然、頭に割れるような痛みが走り、安静にしていたら収まるかと思って横になっていても収まらずさらにひどくなり、意識も混濁して部屋で倒れているところを、家族が見つけて九死に一生を得たようでした。

私と同世代の方でした。

普通なら、かわいそうにと同情するくらいですが、医者から言われたことを思い出して、私は他人事とは思えませんでした。

手もとにあったスマホでくも膜下出血について調べてみると、脳卒中の一種のようです。

実家で家族がいたから発見が早かったのだと思いますが、私のように一人暮らしだとそのまま亡くなっていたのでしょう。

テレビではとくにコレステロール値のことは話していませんでしたが、私はなんとかしたいう気持ちが強くなって、次の日から運動をすることを決意しました。





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