ランニングとの出会い


運動をしなきゃと思いながらも、ジムに行く気も起こらず、筋トレも3日坊主になってしまったのですが、結果的には私はランニングにはまりました。

ランニングに出会ったのはささいなできごとがきっかけです。

私は仕事のきりがいいときに、近所のスーパーまで自転車で買い物に行きます。

マンションの7階に住んでいるのですが、エレベータで1階まで降りてマンションの駐輪場に行き、そこから自転車に乗ってスーパーに向かいます。

その日は駐輪場で、ズボンのポケットから自転車のかぎを取り出そうとしたところ、かぎがないことに気がつきました。

部屋に忘れてきのです。

部屋に取りに帰るために、駐輪場からマンションのエレベータホールまで戻ったのですが、エレベータのドアがちょうど閉まったところでした。

ぎりぎり乗れないというのは悔しいですよね。

エレベータの回数表示がゆっくりと上がっていくのを残念な気持ちで眺めていました。

そのままエレベータが降りてくるのを待っていてもよかったのですが、そのときは自分のタイミングの悪さにすこし腹が立ったので、なんとなく自分へ罰を与えたくなって、歩いてスーパーに行くことに決めました。

マンションのエントランスを出ると、気持ちのいい風が吹いていました。

その風があまりに気持ちよかったので、腹が立っていたことも忘れて走りたくなり、そのまま走ってスーパーに向かいました。

それが私とランニングとの出会いです。

その日から毎日、自転車は使わずに、走ってスーパーに行くことにし、現在に至るというわけです。





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